1897年に創立された南カリフォルニア大学歯学部は、1952年に現在の本学キャンパス(University Park Campus)に移転して、1969年には5階建てビルとして改築され現
在に至っている。人種のるつぼ、ロサンゼルスの中央に位置するわれわれ南カリフォルニア歯学部は、世界有数の私立大学歯学部としてアメリカ国民の口腔衛生向上のために、臨床・教育・研究にたゆまぬ努力を日夜重ねている。

USC 歯学部の卒業生はこれまでに14,000人にのぼり、21世紀の歯科医学をリードする臨床家、研究者・教育者を多く輩出している。現在、当歯学部においては歯学科、歯科衛生士科、卒後研究科、および8専門科に及ぶ臨床大学院を設け、高度な歯科教育を提供している。また、基礎歯学系では頭蓋顔面分子生物学分野への大学院進学の道もあり、これを上記の専門医課程を組み合わせるプログラムを履修することも可能である。

USC独自の試みとして、歯学部とUSC他学部(経営学部、医学部、工学部、高齢化社会科)とのコラボレーションがあげられる。これを通じて歯学部生はより幅広い知識を習得すると共に、従来の歯科領域以上のキャリアを積む機会を与えられているのである。

また当歯学部病院には、年間70,000人を超える患者が訪れていることも特筆すべきことである。治療は歯学部キャンパス病院の中だけでなく、移動診療車等の手段でも行われ、これにより積極的に地域社会、特にカリフォルニアの貧困地域の歯科治療に貢献している。